初夏~夏、広葉樹の倒木、落枝上に発生する。
傘は径約 2~5 ㎝、やや中高の平たいまんじゅう形、表面は黄色で綿毛繊維状にささくれ、中央は褐色をおびる、周辺には内被膜の残存物が付着する。
ひだは淡黄色、上生、密、縁部は細鋸歯状。
肉は淡黄色で苦味がある。
柄はしばしば湾曲し、繊維状にささくれ、傷をつけると褐変する、頂部紛状で上部に綿くず状のつばの痕跡があり、基部は黄褐色を帯びる。
胞子紋は錆茶色。
胞子は平滑、楕円形で 7.5~8.5 × 4.5~5 μm。
〔似たキノコ〕
→ ニセヒメスギタケ(P. subsulphurea)は本種の異名(シノニム)とする外国HPがあります。
また、別のHPでは、近縁種として、肉は非常に苦い味によって P. tuberculosa と区別できるとされていますが?、いづれにしても外観のみでは区別できないようです。
→ ヒメスギタケ(川村) P. squarrosa. var. verruculosa (Lasch) Sacc. と呼ばれているスギタケ属のきのこはスギタケの変種でスギタケと同様の鱗片。
→ ヒメスギタケ(今井) Phaeomarasmius erinaceellus (Peck) Singer はヒメスギタケ属のきのこ。
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